
40代の女性で、頬の部分で口角から耳のほうに流れるへこみ(Cross-cheek depressionあるいはJoker lineとも呼ばれる)と、顎の周りのもたつきを気にされて来院された患者様です。
この2点の改善を中心にショートスカーフェイスリフトを行いました。
ショートスカーフェイスリフトとは、切開の長さをなるべく短くして行うもので、耳の裏側にはほとんど切開を置かないようにして行います。
したがって、首のたるみの改善はあまり期待できないことになります。

写真の格子状にしるしをつけた部分が本人がくぼみを気にしているジョーカーラインという部分です。
ジョーカーラインと呼ばれるのはトランプのジョーカーの顔に似ているからということらしいです。
よく話題にされるゴルゴラインに直角に交わるようにできるくぼみのラインで、フェイスリフト手術後の合併症として問題になることもあります。
この方の場合、くぼんでいるところに周りから脂肪を集めてくるようにしながら全体を引き上げるようなフェイスリフトを行いました。
右は手術直後の傷跡の状態です。

ショートスカーフェイスリフトの手術翌日に来院された時の状態です。
全体に腫れはありますが、それ程強くはなく、マスクをすれば人前に出られないこともないかなという感じでした。

ショートスカーフェイスリフト手術のあと5日目の状態です。
あまり腫れもひどくありませんが、よーく見ると目の周りと首の下のほうに内出血の跡の木色味があります。
顎のラインはすっきりし、ジョーカーラインの消えています。

5日目とあまり変化はないですが、幾分腫れが少なくなっているでしょうか。
目の周りと首のところの黄色味はまだ残っています。
本日糸を全部抜きました。

腫れもほとんどなくなり、内出血の跡の黄色味も完全になくなりました。
術前に患者様が気にしていたジョーカーレインは現時点では完全に消失し、顎のラインもすっきりしたと思います。

ショートスカーフェイスリフト手術の2週間後の傷跡の状態です。
ところどころにカサブタが残っていますが、傷跡を目立たないところに置いているので、2週目にしてはあまり気になりません。
私のショートスカーフェイスリフトは耳の後ろも2センチくらいは切り上げています。
これは、耳たぶのところでの皮膚のゆがみを取り除くための工夫です。

腫れが大分引いてきて、顎のラインが細くなってシャープになってきています。
ジョーカーラインも気になりません。

写真上は1か月目とほとんど変化はないように見えますが、実際は、1か月目ははがした所、すなわち耳の前から顎にかけての広範囲が硬くなって、写真上もなんとなく硬い感じがします。しかし、3か月目になると完全に腫れが引いてくるとともに、この硬さが取れてきて柔らかくなり、写真上もなんとなく柔らかい感じが感じ取れると思います。

ショートスカーフェイスリフト術後3か月目の傷跡をお見せします。
右の頭の中の傷のところの髪の毛が少し減っていますが、徐々に増えてきます。
1年もすると探すのも大変になることが多いです。