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医師として生きる 10:カミランドの切開

2020/07/02

こんにちは。

院長の鈴木です。

今回はシリーズ10となります。どうぞお付き合いくださいませ。

◆シリーズ10:アンドレカミランド先生との出会い

前回お話しした国際美容外科学会への初参加で大変刺激を受けた私は、美容外科を極めるために、その後も海外の学会や講習会へも積極的に参加するようになりました。
その甲斐あってか、海外の有名な美容外科の先生とも少しずつ顔見知りになり、学会へ行く楽しみも増えていった時期でもあります。

知り合いになった先生に、手術の見学や研修のお願いをすると快諾してくれる先生も多く、機会を作っては実際に海外まで出向いていって、世界最先端の美容外科技術を勉強させていただいておりました。今でも本当に貴重な体験をさせていただいたと感謝しております。

そんな貴重な機会を提供していただいた先生方を当時の思い出も含め何名かご紹介していきたいと思います。

まず今回のシリーズ10では、カナダのモントリオールで開業されているアンドレカミランド先生をご紹介させていただきます。

先生のオフィスはモントリオールのダウンタウンから車で北へ20分くらい行った閑静な住宅街の中にある医療ビルの一角に存在していました。
外国からの患者様も多く、特にフランス語圏ということもあり、フランスやベトナムからの患者様も大勢いらしていた印象です。

アンドレカミランド先生は、美容外科手術全般を何でもこなすその技術の高さでも有名な先生でしたが、中でも「カミランドの切開」と呼ばれている髪の毛の生え際の切開・縫合の方法については我々関係者の間では特に有名でした。

その方法とは、フェイスリフト手術の際などに生え際の皮膚を切開するとき、普通はメスを皮膚に対して垂直に入れて切開するのに対し、「カミランドの切開」はメスを皮膚に対して斜めに入れて、毛根を切断してしまうようにして切ってしまう方法です。

垂直に切ると毛根を傷つけることがなくてよいのですが、毛の生えているところと生えていないところの境目がはっきりしてしまってなんとなく不自然な感じが残ってしまうのに対し、この方法ですと、縫合部周囲に産毛のような毛が生えてきて傷がぼやけるため、とても自然な感じになります。

私も今ではフェイスリフト手術や眉下切開等で髪の毛や眉毛の生え際を切開せざるを得ないときにはこの‘カミランドの切開’を使わせてもらっています。

まだまだこの世界のことを知らない私に対してもこういった技術を見学・研修させていただいた先生には今でも感謝しかありません。
とてもフレンドリーな先生で、私がモントリオールに滞在中はご自宅にも泊めていただき、彼の手料理までご馳走していただきました。
その後も学会などでお会いする機会があると気さくに話しかけてくれ、美容外科談義に花を咲かせたりしています。

 

<アンドレカミランド先生との思い出の写真>


写真一番右は、彼と一緒に市場へ行って大きなロブスターを買ってきて、それを調理していただいたところです。

ここまでの長文お付き合いありがとうございました。

また次回は医師として生きる11で。

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